2022年2月15日(水)野地木材工業株式会社(以下、ノジモク)の配送センターを訪問し、「熊野のスッカ」の輸出計画や、SASB(サステナビリティ会計基準委員会)の林業経営に関するマテリアリティ・ファインダーを見ながら、再生型社会の形成・促進と木材工業の環境的なインパクトついて、時代の先端を行く戦略についてディスカッションを行いました。
訪問の最後に、ノジモクが現在実施しているクラウドファンディングの支援者向けに用意されたリワードを見ました。HIASOBI(火遊び)という新商品は廃棄される運命を待つ熊野ヒノキの端材を使用した子どもたちに火の使い方を教える教材としても楽しめるものです。熊野の豊かな森林環境はもちろん、古事記に登場する火の神「カグツチノミコト」が祀られている産田神社もあるので、熊野とたいへん相性が良い商品になります。
ベーシックなリターンは4600円で、擬人化された木材からできた頭(ニューヨーク・タイムズのベストセラー「The Wild Robot」に登場するロボットのロズさんの頭に似ている)、ペラペラ、敷板、かんなけずり、わりばし、マッチ、ろうそく、取扱説明書が含まれています。しかも、今年の4月に出荷されます!このスターターHIASOBIは煙突の作り方や、煙突を調節による料理を作り方など、STEM教育ツールとしても活用できます!
≡≡ノジモクとは≡≡
1963年より三重県熊野市で熊野の木を活用する製材所として営んでいるワクワク感豊かな会社です。紀伊半島南部に位置する熊野は、降水量が多く、自然の成分で防虫効果のある神社の建築に使われる香り高い尾鷲ヒノキと吉野ヒノキ等、森林資源に恵まれた良質な木材を活かすことに努めています。ノジモクは、長年にわたって磨かれた知識と技術を駆使し、「真面目にモノづくり」を追求している製材メーカーです。
フローリングや柱などの住宅用木材を全国の材木店や工務店に販売しているノジモクだが、日々の仕事の中で、エンドユーザーと直接触れ合うことは少ないです。HIASOBIや熊野新道が携わっている「熊野のスッカ」は、エンドユーザーに直接お届けする商品を作りたいという思いを込めて開拓しつつある新しい道であります。
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