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熊野新道HQアップデート: 本社のスケールモデルを覗いてみる

更新日:2023年3月12日


写真:2023年2月3日(金)、佐野こずえ先生の住宅計画研究室で、学部4年生の皆さんと打ち合わせ(左から、多田正治先生、植野和也さん、赤尾千尋さん、ロベル アダム、村上誠将さん、佐野こずえ先生)

2023年2月3日、代表理事のロベル アダムは、td-Atelier代表建築家の多田正治先生と 当法人本社(以下、「HQ」)の改築について話し合いました。ミーティングは近畿大学工学部 建築学科で行われ、多田先生のもとで週2回学んでいる同大学の佐野こずえ先生の住宅計画研究室のゼミ生数名も参加しました。


ミーティング中、アダムと多田先生は、設計計画、建設スケジュール、予算など、プロジェクトのさまざまなポイントについて話し合いました。 また、プロジェクトの進捗に影響を与える課題についても相談しました。



HQ スケール モデル: 新しい HQ に期待すること


ミーティングのハイライトの 1 つは、HQのスケール モデルのプレゼンテーションでした。そのスケール モデルを使いながら、多田先生が 空き家のリノベーションに対する計画を説明しました。その他、デザインのユニークな特徴と調度品など詳しく説明していただきました。


デザインは、2つの建物で成り立っています。1920 年頃に建てられた古い部分 (左) は「空の部屋」と呼ばれ、屋根に透明な部分があり、日光が入るようになっています。1959年頃に建設された「地球の部屋」(右)は、訪問者を物理的に大地に近づける床を付けて、再生農業と自然ベースのソリューションに関する多くのセミナーが行われる場所になります。このデザインによって、100 年前の家の寸法と雰囲気を維持し、訪問者、ボランティア、学生が滞在中場合快適に過ごせるように屋内トイレとシャワーを追加しています。


写真:模型の左側が旧館(「空の部屋」、右側が1950年代後半の増築部分(「大地の部屋」)。 家の向きは西南西 (左) から東北東 (右) です。

スケール モデルは、熊野新道チームにとって、現存する問題やさらに注意を要することが見つかるものとして役に立ちました。多田先生は、設計図や改修費用の内訳など、その他の重要な資料も提示しました。


「初めて佐野先生の研究室を訪問し、佐野先生、そして先生の学生さん、多田先生と直接会って、この有意義なプロジェクトについて話し合うことができて光栄です。


2 年間熊野を訪れ、今後の方向性を模索いたところ、昨年 10 月に多田先生と一緒にプロジェクトの現場を訪れ、どのようなコラボレーションができるかについて話し合いました。 このプロジェクトチームは、熊野の地域社会と長年協働的に取り組んできた信頼関係が蓄積してきました。 多田先生は、熊野での長年のプロジェクト経験と受賞歴のあるコミュニティ主導および学生主導のプロジェクトをもたらし、佐野先生は、長年にわたる先見性のあるデザインと、「学生第一」の体験型学習で実績を上げた優秀な教育者です。


昨年11月の熊野サミットで初めてお会いした皆さんですが、熊野新道の本社を、「萃点」(すいてん)という言葉の発案者でナチュラリストの南方熊楠(みなかた くまぐす)の精神に基づき、「萃点」(すいてん)、言い換えれば、「サード・プレイス」(第三の場所)、すなわち、簡単にアクセスできる場所に変えたいと思います。南方熊楠は紀伊半島出身で、「必要性と偶然性が交錯する場所」として萃点を提唱していました。このプロジェクトを実現することで、これらの目標を達成したいと思います。



多田先生は 2022 年 11 月にHQを訪れ、リフォームプロジェクトのための測定をしていただきました。2023 年 1 月には、新宮市にある建設会社のオーナー野中亮伸とともに、プロジェクトの要件を確認しました。 2 人は以前、和歌山県の新宮市にある受賞した「おいしいパーク」の建設に協力し、以下の国内外のメディアで紹介されました。 mooool (中国語と英語) | ArchDaily (英語) | ArchDaily (中国語) | ArchDaily (ポルトガル語) | architecturephoto (日本語) | YouTube



このプロジェクトは、当法人のクラウドファンディング キャンペーンの対象となり、熊野の中心部に、低炭素で自然に根差したクリエイティブな表現のラボを構築するためのものです。ぜひ、私たちのミッションに参加し、再生型環境教育センターをご支援ください!



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