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第1回の「熊野新道ワークデイ」とコブ炉ワークショップ


コブ炉の材料である「アドベ」を混ぜる和歌山県田辺市在住のワークショップ参加者のトッド・ヴァン・ホーンさん(左)と熊野新道のレジデントエコロジストのカルヴァーリョ カロリーナ(右)


2022年7月31日(日)、第1回の「熊野新道ワークデイ」を実施しました。このイベントは、熊野市井戸町にある熊野新道本社で行われ、地方創生や環境教育の活動が行われました。代表理事のロベルに加えて、地元をはじめ、オーストラリア、ポルトガル、アメリカからの参加者を迎えました。熊野新道の再生プログラムマネージャー兼レジデントエコロジストのカルヴァーリョ カロリーナがコブ炉のワークショップを指導しました。ワークショップの後、手づくりのフォカッチャ食べたし、午後の残りの時間は里山管理活動等を進めました。


ワークデイの参加者と昼食を食べるカルヴァーリョ カロリーナ(右端)。


自分の庭でコブ炉をつくりましょう!

初ワークデイで完成したコブ炉


カロリナは、主にアドベを使い、庭で誰でもコブ炉を作ることができることを実演しました。アドベとは、砂、粘土、わら(または草)、水から作られる建築資材の一種で、これを天日で乾燥させて焼いたものです。特にアメリカ南西部や中東の砂漠地帯では、建築材料として長い歴史を持っています。


ここでは、コブ炉の簡単な作り方をご紹介します。


ステップ1:コブ炉に必要なサイズを決める


一般的なサイズは、直径40センチメートルです。高さは直径の75%です。


ステップ2:コブ炉のレイヤー(層)を作る


大きさが決まったら、石膏や建築用の砂で型(いわゆる、サンドドーム)を作ります。正しい寸法になるまで砂を積み重ねます。砂がアドベ(粘土)の層にくっつかないように、濡れた紙の層を置きます。水とアドベを混ぜて、サンドドームに重ねることができる可塑性のある粘土を作ります。


ステップ3:オーブンの扉に印をつける

粘土を重ねた後、コブ炉の扉に印をつけます。粘土の層が乾いたら、オーブンのドアを切り抜き、砂と紙の層を取り除きます。これでコブ炉の出来上がりです!


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